晴れて現地就職が決まったら、まずは情報収集からはじめましょう。またタイ国の歴史、地理や文化。習慣、国民性など勉強は必須。外国人がその国に滞在するのだから相手国をよく理解し、敬意をはらうためにも常識として最低限の知識を習得していきましょう。住居への引越し準備、業者の手配、部屋を借りる、国際運転免許の取得、予防接種、日本の携帯電話の解約、現地の携帯の取得など細々したことがあります。まずは住居に関しては、日系企業で就職すると会社が用意している場合も多く自分で探し必要はさほどないといえます。

また個人で探す場合は、タイは邦人相手の不動産業者も多く、特に心配ないといえます。生活面以外で手続きしていた方がよいのは住民票です。タイでも他国でもそうですが海外で就職をする場合、住民票は基本的に抜いて大丈夫です。住民票を抜くということは「日本国に住んでいない」という意味になりますが、戸籍がなくなるわけではありません。海外転出届を出した場合は前年度収入に課税される市民税の支払いは免除されます。もちろん海外滞在期間の市民税の支払い義務はありません。住民票を抜いたら、保険と年金は国民年金は住民票にリンクしているため、住民票を抜くと国民保険は利用できなくなり、国民年金の支払いは任意になります。住民票を抜くことによって国民保険の利用ができなくなりますが、海外で会社に雇用される場合、ほとんどの場合はその会社が国民保険の代わりとなる保険を現地で負担してくれるようになります。保険は日本で入っている保険を見直した方がよいかも。とにかく、突発的な事故などに困らないようにしておくことが重要です。現地ビザさえあれば、現地の保険に加入することができます。備えあれば憂い無し。日本ではないのでしっかりとした準備が必要です。